「ChatGPTを導入しました」「AI機能を搭載しました」

ニュースでは毎日のようにAIの話題が飛び交っていますが、現場の実感はどうでしょうか。「確かに便利にはなったけれど、劇的に業務が減った気がしない」「むしろAIを使うための準備作業が増えた」──そんな声が日本企業から聞こえてきます。

本記事では、先日リリースしたテンプラスの日程調整機能アップデートの背景にある、日本企業のAI活用の「本当の課題」について掘り下げます。

課題:AIを「道具」としてしか使えていない

多くの企業におけるAI活用は、まだ「点」の状態です。

  • メールの文面をAIに考えてもらう
  • 議事録をAIに要約してもらう
  • アイデア出しをAIと壁打ちする

これらは確かに便利ですが、あくまで「1つの作業(タスク)」をAIが代行しているに過ぎません。

「データまとめ」という見えないコスト

AIは魔法の杖のように見えますが、実は使う人間側に高いリテラシーを要求しています。それが「プロンプト(指示出し)」と「データの準備」です。

「この会議の調整をしたいから、過去のメール履歴をコピペして、カレンダーの空き状況を目視で確認して、それをテキストに整形して、AIに入力して、そもそもこのデータはAIに読み込ませてて良いのか……」

このように、AIに指示を出すための「データの事前整理」や「事後のデータ統合」に、人間が汗をかいているのが現状です。これでは本来のAIの力は活用できないのではないでしょうか。

解決策:AIが「文脈」を理解できる環境を作る

AI活用を「点」から「線」にするために必要なのは、プロンプト技術の向上ではなく、「データが一元管理された環境」です。

AIが最初から「あなたのスケジュール」「会社の目標」「今月の優先順位」を知っていれば、人間がいちいちデータをまとめて入力する必要はありません。

テンプラスが目指す「文脈のあるAI」

テンプラスは、単なる日程調整ツールではありません。「スケジュール(行動)」と「MVV・目標(指針)」が同じデータベースにあることが最大の特徴です。

今回のアップデートで強化されたカレンダー機能でより日常に溶け込み、社員の誰もが当たり前にAIを活用する、そんな環境に貢献します。

  • Before:社員が打合せ調整から、事前準備、打合せ後のフォローなどAIが支援。
  • After:AIがカレンダーと紐づくことで、必要経費や事前のアジェンダ準備、また会社にあったお礼メールの自動作成など作成できます。

まとめ:苦労してデータをまとめる時代は終わる

AIを使うために人間が苦労するフェーズは、もう終わりにしましょう。

重要なのは、高機能なAIツールを単体で導入することではなく、「データが自然と集まり、AIがそれを活用できる基盤」を選ぶことです。

テンプラスは、日程調整という日常業務を通じて、知らぬ間に組織のデータが整理され、AIが真のパートナーとして機能する未来を作っていきます。